特別プロジェクトの設置

2013年度から学園を挙げて高大連携の議論を活発に展開させ、建学75周年を目指して学園全体の教育の充実をはかってきました。具体的には、特に「建学の精神を次代へとつなぐプロジェクト」、「平和教育のためのプロジェクト」、「外国文化に触れるためのプロジェクト」、「理科系教育の充実を目指したプロジェクト」を主たる目標に掲げ、来るべき時代に対応すべき学園の将来像を見据えた教育体制の構築を進めてきました。
「建学の精神」に関しては、学園の創立以来「変えてはならないもの」、「変えていくべきもの」を明確にし、建学100周年に向けた総合戦略として「学園マスタープラン」を策定しました。その一環として、教育の根幹である「現代文明論」の充実をはかりました。具体的な成果が大学における「現代文明論」の講義の再構築であり、建学の歴史と精神をふまえながら未来を志向する講義内容が設定されました。
「理科系教育の充実」に関しては、昨今の科学技術の進展、特にICTの発展に伴う教育の整備を課題として取り組みました。初等中等教育でのICT教育の整備、充実は、実社会での実践力及び大学進学の際の基礎力の涵養に通じ、本学園が常に「先駆けであること」を意識した活動を展開してきたことにつながります。また、湘南キャンパスにおける理工系施設整備事業(18・19号館建設)もその一つであり、理工系人材育成の拠点の確立を意味します。学園全体が「精神的」にも「物質的」にも現代の科学技術文明を担う若者を育て輩出する使命を担っていることを再確認し、今後も整備を進める予定です。
「平和教育」及び「外国を意識した国際人としての教育」に関しては、グローバル化が進むなかで多様性が叫ばれるという複雑な様相を呈する現代社会のニーズに応えられるべき人材育成の拠点整備を進めました。特に「日デ外交樹立150周年記念シンポジウム」を開催し、学園の教育のルーツの一つであるデンマークとの交流の充実をはかり、また平和戦略研究所の再設置により国際情勢に対応できる体制の確立を進めました。
これらの特別プロジェクトの成果を次のステップへの出発点とし、大学や大学院などの高等教育機関、高等学校や中等部、小学校、幼稚園などの初等中等教育機関、さらには病院などの各機関とのさらなる連携を進めることで、次代へとつながる学園の研究・教育体制のより一層の整備、充実を進めてまいります。