關颯人選手(体育学部競技スポーツ学科2年次生)

全日本大学駅伝での悔しさを箱根路にぶつける

――今季は7月の欧州遠征をはじめ、数多くの海外レースを経験しながら過ごしたトラックシーズンだったと思います。振り返るとどのような収穫がありましたか?
1,500m、3,000m、5,000m、10,000mの全てでベストタイムを更新でき、非常に良いトラックシーズンを送れました。特に欧州遠征では2週間で3レースを走るというタイトなスケジュールの中で、疲労の溜まっている3試合目に5,000mの自己ベストを更新できたのは大きな自信につながりました。海外では環境も大きく変わり、食事面など日本にはない制約も多くあります。慣れない環境だと当然コンディションを整えるのは難しくなりますから、しっかり結果を残すことができたのは大学時代だけでなく将来に向けても貴重な経験を積めました。
――駅伝シーズンではエースとしての役割が期待される主要区間を任されてきました。關選手にとってエースとはどのような存在ですか?
結果を残すことはもちろんですが、駅伝では「よい流れを加速させ、悪い流れを断ち切ることができる存在」がエースだと考えています。そうなりたいと考えて、出雲駅伝のアンカーは両角駅伝監督に直訴して走らせてもらいました。タイム自体はもの足りませんでしたが、気温の高さや前半が向かい風になるコースの特徴を判断してレースプランを立て、その通りに走ることができたのは良かったと思います。初のアンカーという大役を任せてもらった中で、しっかり区間賞を取り、優勝のゴールテープを切れたのは今後につながる財産になりました。しかし、全日本大学駅伝ではレースの流れを左右する4区を任されながら、区間6位と中途半端な結果に終わりました。前半に登り坂があったので、少し抑えてレースに入ったところ、悪いリズムのまま後半にスピードを上げきることができませんでした。前半から追い風だったことを考えれば、積極的に飛ばす必要があったと反省しています。チームとしても準優勝で満足していた選手は一人もいません。「この悔しさを箱根駅伝にぶつけよう」とチーム全体で共有できているので、箱根駅伝ではしっかり結果を残したいですね。
――出雲駅伝の優勝、全日本大学駅伝での準優勝と好結果が続いていますが、その理由として多くの選手が「4年生の存在」と答えています。
出雲駅伝には4年生が出場しませんでしたが、合宿や日ごろの練習を常に引っ張っていてくれたのは先輩方でした。20kmという距離では4年生のほうが圧倒的に経験豊富ですし、結果も残していますから、箱根駅伝で総合優勝するためには4年生の力が間違いなく必要になります。ただし、頼ってばかりはいられません。全日本大学駅伝ではアンカーの川端さんを胴上げできなかったので、箱根駅伝では下級生も結果を残して大手町で4年生を胴上げし、笑顔で卒業してもらうことが、僕らにできる最高の恩返しだと考えています。
――箱根駅伝への意気込みを教えてください。
昨年度は2区を走りましたが、まず沿道の人の多さに驚かされました。出場するチームは関東の大学だけですが、大会の盛り上がりや雰囲気は日本一の大会だと実感しました。2度目の箱根駅伝では、どこの区間を任されてもチームに流れを呼び込む走りをしたいと思います。

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